【ソーセージ】「ケーシング」の秘密!ウインナー、フランクフルト、ボロニアの違いは羊・豚・牛だった

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1. 「ソーセージ」って何?ウインナー・フランクフルト・ボロニアとの違いを解説

 

多くの人が日常的に食べる

ウインナーフランクフルト。これらはすべて食肉加工品の

ソーセージ

というジャンルに含まれます。
つまり、
ソーセージは腸詰め食品の「総称」なのです。

では、スーパーでよく見かけるこの3つの種類は、
一体どこに違いがあるのでしょうか?

その答えは、
日本のJAS規格(日本農林規格)によって定められた
太さ」と「ケーシング(皮)」にあります。

  • ウインナーソーセージ:
    羊腸を使用するか、または製品の太さが20mm未満の細いタイプ。オーストリアのウィーンが名前の由来です。
  • フランクフルトソーセージ:
    豚腸を使用するか、または太さが20mm以上36mm未満のタイプ。ドイツのフランクフルトが発祥で、屋台でおなじみのサイズです。
  • ボロニアソーセージ:
    牛腸を使用するか、または太さが36mm以上の最も太いタイプ。イタリアのボローニャが由来で、薄くスライスして食べるのが一般的です。

このように、
基本の作り方は同じでも、
詰める腸の種類や太さによって名称が変わり、
それぞれに適した調理法や食べ方があるのです。
このソーセージ 種類 違いを理解すれば、
料理や用途に合わせて最適なものを選べるようになります。

 


 

2. 【おつまみ?料理?】製法・具材で変わる!知っておきたい「その他のソーセージ」

 

ソーセージの種類は、
太さの違いだけではありません。

調理法や具材によって分類される、
さらに奥深いソーセージの世界

特に、保存性に優れたドライソーセージと、
具材に特徴があるタイプは知っておくと便利です。

 

まず、水分を少なくして作るのが乾燥ソーセージです。

  • ドライソーセージ:
    水分が35%以下にまで乾燥させたもの。代表格はピザやオードブルでおなじみのサラミです。硬く締まっており、加熱せずそのままおつまみとしてスライスして食べるのに最適です。
  • セミドライソーセージ:
    水分が55%以下のもの。ドライソーセージよりも柔らかく、カルパスなどがこれにあたります。

次に、肉以外の具材に特徴があるソーセージです。

  • リオナソーセージ:
    豚肉・牛肉の挽肉に、赤ピーマンやグリーンピース、チーズなどを加えた、見た目も華やかな種もの入りタイプ。そのままオードブルに使えます。
  • レバーソーセージ:
    豚のレバーを主原料にしたタイプ。ペースト状で滑らかな食感が特徴で、パンに塗って食べるのがおすすめです。

これらのソーセージは、
それぞれの製法具材によって、

おつまみ、サンドイッチ、煮込み料理など、

最適な使い方が異なります。
用途に合わせて選んでみましょう。

 


 

3. 世界にはどんなソーセージがある?旅気分で楽しむ「世界の代表的なソーセージ」

 

ソーセージは、
世界各地で独自の発展を遂げてきました。

旅気分を味わえる、各国のユニークなソーセージをいくつか紹介します。
  • ドイツ:
    ソーセージ大国ドイツには、数え切れないほどの種類があります。
    特に有名なのが、ミュンヘン名物の「ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)」。子牛肉を主原料とし、茹でて皮を剥き、甘いマスタードを付けて朝食として食べられることが多いです。
    また、レバーペーストのようにパンに塗る「レバーヴルスト」も人気です。
  • イタリア:
    イタリアで「ソーセージ」といえば、モルタデッラサラミが有名です。モルタデッラは、前述のボロニアソーセージの原形であり、ダイス状の脂身が入った大型の茹でソーセージです。
  • スペイン:
    スペイン料理に欠かせないのが「チョリソ」。これは、パプリカやニンニクなどの香辛料で風味付けされた、赤くて辛味のあるドライソーセージの一種です。パエリアや煮込み料理の具材として、またはタパス(おつまみ)としてそのまま提供されます。

 

これらの世界ソーセージは、
その国の風土や食文化が色濃く反映されています。

日本でも輸入食材店などで
手に入るものが増えているため、
ぜひ食べ比べをして、
その多様性を楽しんでみてください。

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