3:コーヒー発見の伝説【コーヒーマイスター合格note】

コーヒーマイスター合格ノート

 

 1. ヤギ飼いカルディの伝説 (エチオピア起源説)

 

項目 詳細 覚えるポイント
場所 エチオピア高原 (コーヒーノキの原産地) アフリカ大陸、エチオピアが原産説の根拠。
時代 6世紀頃 (年代不詳) 古代の伝説。
人物 カルディ (ヤギ飼いの少年) 「カルディ」は社名にも使われる有名人物。
発見の経緯 「踊るヤギ」 が夜も眠らず興奮しているのを目撃。→ 原因は食べた赤い実 (コーヒーチェリー) と特定。 ヤギ→赤い実→覚醒作用の発見。
広がり 近くの修道院の僧侶に伝わる。→ 夜間の修行の睡魔を払う秘薬として利用開始。 宗教的な儀式での利用が広まるきっかけ。
豆知識 僧侶が初め実を認めず火に投げ入れた際、香ばしい匂いが漂い、これが「焙煎」の起源になったという説もある。 焙煎の偶然の発見。

 

2. シーク・オマールの伝説 (アラビア起源説)

 

項目 詳細 覚えるポイント
場所 イエメン (モカ) アラビア半島がコーヒー貿易の中心地となる。
時代 13世紀頃 (年代不詳) カルディの伝説より後世。
人物 シーク・オマール (イスラム教の僧侶/祈祷師) モカ王の怒りで山中追放された人物。
発見の経緯 山中で赤い実を食べたり、煮てスープとして飲んだりして体力を回復。後にその煮汁で病人を治療。 薬用・治療薬としての側面を強調。
広がり 町に戻って効能を広め、「モカの守護聖人」と呼ばれる。 モカ港 (イエメンの積み出し港) の地名と結びつく。

 

まとめ:起源と広がり

 

  • 最古の文献:
    900年頃、アラビアの医師ラーゼスがコーヒーの薬理効果について記述。
  • 起源の通説:
    エチオピアで発見され、イエメンで飲用や栽培が始まり、世界に広まったとされる(地理的な近さも根拠)。
  • 初期の用途:
    覚醒作用から、イスラム教の夜間礼拝秘薬として使用されたことが、広がりを加速させた。

 

【重要】 カルディの伝説は「発見」の物語、オマールの伝説は「薬用・飲用」への発展を示す物語として理解しておくこと。
試験では人物名、場所、そして「踊るヤギ」「守護聖人」などのキーワードが問われる可能性がある!

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